2019.10.8
入国した翌朝、空港近くの宿を12時前にチェックアウトしてバスでバーミンガムへ。
バーミンガムは我々の学校の最寄の大都市で、古くから交通の要衝として栄えてきたらしい。
バスはイギリスの格安バス会社NationalExpress。以前予約していたバスが来ないこともあったが、安いのでやはり頼ってしまう。
イギリスの天気は変わりやすいのか、バスで移動中、降ったりやんだり虹が出たりと忙しかった。
でもどんな天気であれ、緑が多ければ心地いいものだ。そしてあちこちに羊や牛が放牧されているのがのどか。
バーミンガムからさらに電車で30分行った駅にエドに車で迎えに来てもらった。
エドは、我々の働く農園の責任者でバイオダイナミック農法の先生でもある。
二人の子供がいる男で、眼光鋭く体つきは逞しい。
3月に訪問して以来の半年ぶりの再開だ。
車に乗り込んですぐ、エドに一本の電話が入り、衝撃の事実が伝えられた。
「今夜泊まる場所がない!」
今夜は今後住むことになる部屋(学校敷地内)に泊まるはずだったのだが、それがダメになったらしい。
イギリスの学校のセキュリィティ事情は相当厳しくて、ビザ手続きの段階でも手こずったのだが、ここまできてまた問題が発生した。とにかく我々には入国後にする手続きがあるらしく、それが済むまで学校敷地内に寝泊まりはできないそうだ。
それを聞いて、絶句し、途方にくれてしまった。
だがありがたいことに急遽、学校側がホテルを探して手配してくれた。
イギリスの貴族の館(Manor House)を改装したホテルで、普段我々が泊まることのない豪華なホテルだった。しかも夕食と朝食までつけてもらった。
夕食は地ビールに羊の串焼き料理とスズキを食べた。
二人で50£。ビールを試飲させてくれたので自前でチップも払った。
これから滅多にないであろう、ゆったりとした浴槽で疲れを癒して一日を終えた。
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