もう球根が芽を出しはじめた

農園日記

1/20 Mon
草地の隅に長い間放置されていたコンポストの山を掘り起こす。上はイラクサに覆われているが、中は良さそうな腐植土となっていた。生徒が来て、その土をちょっとずつ一輪車で畑に運んでくれた。今は畑にはほとんど作物が無く、畝には黒いビニールシートをかけている。そのシートをめくって、腐食土を畝の上にかぶせていく。春に植える野菜のための土作りである。「不耕起」といって耕さない農法。

1匹のヤギの目が腫れていたので薬を与えた。マグネシウム?が足りてないらしい。

1/21 Tue
残っていたリークを収穫し終えた。このネギが最近の我々の食生活の中心だったのに。だが保存食は作ってある。乾燥ネギと、オイル漬けだ。
畑に新たに畝を起こすことになったので、その場所の芝にシートをかけた。これでしばらく放置しておけばよい、一番簡単な除草方法である。

1/22 Wed
今日は荒れている子がいて、午前中に色々な動物を逃がしてしまった。ヤギの柵やブタ小屋の扉を開けたのだ。敷地の外まで逃げることはなかったが、捕まえるのは面倒。
午後は、畑の木立をきれいにした。リンゴの木には、ツタが繁茂していたり、大きなユーカリの下にヘーゼルの木が生えていたりと鬱蒼としていた。ツタを切り、枯れ木を取り除いて剪定すれば、スッキリと気持ちよい空間になった。よく見れば植生も豊かで、ギリシャ時代の装飾で有名なアカンサスもあった。

1/23 Thu
食堂横のガーデンの剪定。落ち葉を掃けば、球根から新芽が顔を出していた。至る所にスノードロップやスイセンが植えられている。デザイン的に邪魔なところに生えていたシダを移植した。シダの根っこは不思議な感じ。

1/24 Fri
新チューターのアリソンが、学校のすぐそばのひらけた草地に、小さなガーデンを作り始めた。今ある野菜畑は、学校から少し離れているので、子どもによっては行き来だけで大変だったりする。学校のそばにこじんまりとした畑があれば、というアイディアだ。今日はその畑のための木材運び。枕木のような角材で長方形の枠を作り、土を詰める。花壇のような感じで子どもにとって地面が近くなる。もともと別の場所でやるのを計画していたが、そこは午前中はあまり陽があたらない、建物の周りの庭といった感じのところだった。それで計画を変更したのだった。アリソンの良い判断だったと思う。何倍も心地の良い空間になりそうである。
小さなガーデンには、他には鳥のエサかごと水のみが置いてあって、リスがよくその木の実を食べにくるようになった。

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