2019.11.05
朝はソラマメを植えた。RatioとAquadolceという2種類の品種。Aquadolce(アクアドルチェ)はイタリア語で「甘い水」だったな。甘くてみずみずしいソラマメなんだろうなという期待。今朝はいつもの農園好きな男の子が来て、作業を手伝ってくれた。僕が土に穴を開けていき、彼がそこに一粒一粒マメを落としてゆく。たいてい集中が長くは続かない彼が1列終わらせることができたのは嬉しかった。どういう風にシンプルでリズムのある作業を準備しておくかが一つのカギだ。農作業というのは基本的に単調なのだが、そこに数分でも子どもたちが没頭できれば意義は大きい。
さてさてところで学校菜園に向いている作物はなんだろうか?
メインのイベントはやはり、種まきと収穫である。とくにここでは子どもたちみんなが畑で働けるキャパシティを持っている訳ではないのでどうしてもこの2つがメインになる。他の、雑草抜きや水やりなどすべて僕たちがやって、お膳立てすれば良いのだ。エドは、トウモロコシなどは向いていると言っていた。種まきが簡単で、見事な背丈に成長し、収穫したては畑でそのまま生でかじることもできる。確かに子どもにとっては印象深い植物かもしれない。
あとは、収穫が学校の長期休みのシーズンに重ならないこととかも考えて作物を選ぶ。
もちろん一般の学校なら、さらに水やりや雑草抜きなどの植物の世話がもっと重要な要素になると思う。そこから学べること、感じることは大きい。「芋掘り」も良いけどもうちょっと長いスパンの経験じゃないともったいないね。
その後、中国の植物であるという、Spin Chinというラベルの苗を植えた。エドも何かわからないという謎の植物。食べれるものなのかもわからないが、成長を見守りたい。
午後は、明日から始まる野菜のパッキングの授業のための洗い場づくり。なぜこの授業(授業というか、アクティビティつまり実践だ)を始めるかといえば、その作業にぴったりの男の子がいるから。野外に放置されていたステンレスシンクを磨いて、畑の隣の屋根があるスペースに設置した。今ある苗を植え終えて、畑作業はひとまずめどがついたのでこれからこういう用務員的な雑務も増える。僕は余生は学校の用務員なんかいいなと思っているので、もうその経験を積んでいくわけ。
さて今日は早めに農園を切り上げて、園芸ショップに買い物に行った。資材買い出しだが僕たちのお目当ては作業ブーツだ。これ↓
60£。本革。つま先に鋼鉄入り。これでもう牛に足を踏まれても大丈夫かな。イギリスは、ガーデニング、ファーム大国なのでこういう道具にも渋いかっこよさがある。まあでも明日ブタにエサをやればもう泥でドロドロのはずである。
ではまた。
コメント