ガーデニング

農園日記

2019.11.06
朝はリーク(西洋ネギ)とビーツの収穫から。
ここの学校には、敷地内に住んでいる生徒が多い。7つの住居棟(ハウス)に、それぞれヘルパーさんと数人の生徒が住んでいる。キッチンもついていて朝夕はそこで食べるようだ。
今日の収穫は各ハウスに届ける野菜。僕たちが収穫して洗った野菜を、ある生徒が箱に詰めて配達も手伝う。野菜はここの畑に無いものは近くのファームから届くのでそれも一緒に詰める。生徒が箱詰め&配達を手伝うのは、今日から始まった新たな取り組みである。畑と学校を生徒がつなぐのは大事だし、責任のある仕事をある程度任せられるのも彼にとって大きな一歩だろう。野菜の入った箱は見た目にも美しくて、彼も得意げだった。

野菜の詰め合わせ

ちなみに写真のシワシワの葉野菜はケール(ブラックキャベツ)。日本では見かけないが実は青汁でおなじみだ(種類は少し異なるかも)。僕は以前イタリア野菜農園で働いていたときに出会った。滋養に富んでいる感じで好きな野菜の一つだが残念ながらここの畑では育てていない。写真の瓶は蜂蜜とベリージュース。

午後は雨だったが、学校の建物周りの庭仕事。庭木の剪定や階段に生えた苔落とし。結構色々な種類の植物が植えられているなか、日本のモミジもあってちょうど秋色に紅葉している。雨の中作業していると通りがかった先生が、あとで温かいコーヒーを差し入れしてくれた。

その後16時から、エドと打ち合わせ。これから毎週農業に関する勉強会をする予定なのでそのことについて。毎週、週末に自分でバイオダイナミック農法の各テーマについて予習して、詳しく知りたいことや疑問を月曜日に彼に伝える。そして水曜日の午後に皆で勉強会をしようということになった。最初のテーマは前回のラスキンミル農業講座のテーマだった「動物」と、そして「Spirit of place(場所の精神)」。これを今週末に勉強してみる。
「Sprit of place」なんて難しいが、環境に調和した農業はもちろん、建築を考えるうえでも自分の中に持っておかないとならない考え方ではないかな?地形や地層はもちろんのこと、そこがこれまでにどういう使われ方をしてきた場所なのか?とか、どういう雰囲気を持った場所なのか?とか、どう使えばその場所が持つポテンシャルを発揮させれるのか?とか。まあ勉強してみよう。

夕食はビビンバ。この間スーパー買ったコチュジャンを使って。肉は入っていないが大満足してしまった。前に旅した本場韓国全州のビビンバも肉は入っていなかったもんな。野菜の食べ方について韓国料理は発展していると思う。お米はShort Grain Riceというのを炊いた。これは日本米と同じ感覚で食べられる。でも日本とか韓国料理でないなら、どんなお米でも美味しい食べ方があるのでこだわってはいない。

そういえば今日、1匹の若ブタが体調が悪そうだった。歩くのがゆっくりでエサに対してもあまり興味を示していないよう、と彼女が気付いた。群れのなかで一番小さくて白色のブタ。明日また様子を見てみる。

ではまた。

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