冬になって日々が単調になり、日記が滞ってしまった。という訳で記録だけ。
12/2 Mon
前からやっている生垣抜きの続き。
学校から農園の新しい動線をつくるためだ。サンザシの木をトラクターで抜いていく。
今日は少し、トラクターの運転をさせてもらった。クラッチを踏み込むのに結構力がいる。
その後、抜いた木の幹を薪用に、枝をチップ用に切り分けた。サンザシは棘が鋭くて、どこかしらケガしてしまうのでタチが悪い。でもなるほど生垣にはもってこいの木。
エドは、「サンザシの生垣を抜くのは心が痛む」と言っていた。木が育つのには年月がかかる。
12/3 Tue
今日はガラス工芸体験。朝7時に動物のエサやりを済ませ、スターブリッジという町にあるラスキンミルの1校、グラスハウスカレッジに行った。その名の通り、この学校ではガラス工芸を授業の一環として行っている。実は、町そのものがガラス工芸のもとに発展した歴史を持っているのだ。学校の中に、カフェがあったり、ガラス作家のアトリエがいくつもあったり、おもしろい場所である。
初めてのガラス工芸はとても楽しめた。最近こういう、ものづくりの機会がなかったので、欲求がたまっていたようだ。心の奥でなにかがじわじわと満足していくのが感じられた。ファームも究極にクリエイティブなことだと思うが、工芸はまた次元の違う創造性。手のなかでものを形作ってゆく喜び。
先生は寡黙なエキスパートのロジャ。作ったのは、ダルマ、オブジェ、グラス。最初はガラスに慣れることから、段々難しくなっていく。
出来上がったものは何時間もかけて冷ましていくので、受け取れるのは後日。楽しみで仕方ない。
その後、町のカフェでお茶して帰った。
12/4 Wed
ニワトリの囲いの撤去。20羽以上いたニワトリも今や4羽しかいない。キツネのせいだ。4羽は小屋に入れ、牧草地に作ってあった囲いを外した。またタイミングを見て数を増やしていく。
午後は古いベンチのサンディングをした。古い塗料を剥がして、新たに塗り直すためだ。外に気持ち良く過ごせる場所がもっと増えればなあと思う。
12/5 Thu
新たに採用された先生たち10人と一日一緒に作業。2週間にわたるイントロダクションの一環でファームの日が設けられているのだ。学校内にある家の周りが荒れ放題になっていたのでそこの剪定。人数がいるとやはり作業の進み具合が違う。終わった後は、見違えるようにきれいになった。そこの使われていなかった小さな畑も整備され、そのうち使うことになる。
12/6 Fri
自閉症と愛着障害(Attachment Disorder)についての研修を受けた。新たな先生たちのための研修に一緒に参加させてもらったのだ。中には自閉症の兄弟がいる先生もいて、色々経験も聞くことができた。
こんなわけで今週は、実際にファームで働いたのは、3日だけだった。
工芸や研修の機会が得られるのはありがたいことだな。
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