農業講座ウィーク

農園日記

2019.10.31
今週は学校は学期の中間休み(half term)。
そして月~水曜の3日間は僕たちは農業講座に参加していた。
1~2か月に一回ほど、各地のラスキンミル学校のファーマーやガーデナー、農業研修生向けにバイオダイナミック農法の講座が開催される。
今回はちょうど僕たちの学校であった。
ちなみにテーマは、「動物」だった。

ということで農作業は休んでいたわけだけれど、もちろんその間も朝夕の動物のエサやりはやっていた。先週でサマータイムは終わったので、朝はいつもより明るく、夕方は暗い。夕方講座が終わってヤギを小屋に入れに行くと、いつも暗闇の中で草原の中に不安そうに群れていた。
実際に季節も冬に近づいてきた感じで、木々は紅葉し、牧草地のオークの木も落ち葉の絨毯を作っている。

さて今日はこまごました作業だった。
まずフェンスの設置。
数日前、牧場の囲いづくりのための資材が運びこまれていた。それを積んでいる周りにフェンスを設置した。子どもが登らないようにするため。
学校農園は安全配慮には徹底しないといけない。普通の学校でもそうだろうが、特にハンディキャップを持った子どもたちを預かっている場合は尚更だ。使った道具は少しの間でも放置しないようにするし、道具小屋には鍵をかける。子どもの行動を先読み、深読みして少しでも危険が無いようにする。
これは休み期間中に終わらせないとならない作業だったわけ。

それから、ヤギ小屋の床に麦わらを足した。床のわらが湿って汚れてくるたびに新たに足してゆく。そうして一年に1~2回ほど総入れ換えするのだそう。フォークを使ってフカフカの床を作るのは気持ちよい。自分がここに寝るわけではないが、動物でもうれしいだろうよ。冬はウシも牛小屋に入れるそうなので掃除は増える。

さてここには、おとなの豚が4頭いる。雄1頭に雌3頭で、この雌のうち2頭が妊娠中であるという。そう言われればお腹が大きいような感じもするがまだよくわからない。ちなみに人間の妊娠期間は十月十日と言われるが、ブタは三月三週三日みたいでおもしろい。
今日はこの雌2匹のためにそれぞれ出産スペースを整えた。出産間近になると藁をくわえて巣作りを始めるらしいが人間側でそれを整えてあげたのだ。来週くらいに産まれるかな?ミニブタは本当に可愛いからな。

今日はエドは休みだったが、夕方に農園の様子を見に来てそのまま近くの丘に散歩に連れて行ってくれた。犬2匹を連れて。彼は本当に休めない男なのだ。休めない人にはファーマーという職業は実に向いていると思う。
丘からは、夕暮れのバーミンガムの街明かりが見えた。
「ハロウィンの子どもたちから避難しに来たんだ、下品なフェスティバルだよ」
そう今日はハロウィン。

ではまた。

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