リンゴの収穫

農園日記

2019-11-01
昨日今日とエドが休みなので、色々言いつけられていた雑務をこなす。

まず、収穫が終わったニンジン畑に黒いビニールシートをかける。バイオダイナミック農法の思想では、大地は冬に宇宙のエネルギーを受け取って蓄えるらしい。その考え方に従えば、ビニールシートで畑を覆ってしまうのは良くない気がするが、実践の中ですべてを理想通りにやるのは無理だ。収穫を終えて裸になった土は、雨などでどんどん栄養を失っていく。次のシーズンに効率的に畑を作るには地表を覆うのはしかたない。とはいえエドは、ビニールシートではなくて他の素材もいつか検討したいと話していた。

あとは以前植えたサラダ野菜にようやく全てフリースをかけ終わった。これで寒くなっても多少安心だ。

午後は、リンゴの収穫。農園の一角に2本のリンゴの木があっていい感じに実をつけている。もうシーズンが終わるので全て採りきってしまうことにした。とったリンゴは来週、生徒とジュースにする予定だ。以前に作ったジュースを1瓶すでにもらっていたのだが、甘さのなかに野性味があって元気がつく味。

さて、リンゴの収穫は楽しそう!と思うが、実際は思ったよりハードだった。日本の果樹園で「リンゴ狩り」はしたことがある気がするが、あれはとりやすいように完璧に管理されているんだな。ここの木はほとんど剪定もされていなくてワイルド。外から見ると簡単にとれそうだが、低くから伸び茂る枝々にハシゴを阻まれ、樹皮は苔むしていて足をかけても滑る。ずっと頭をかがめて枝の間に出し入れしたり、落ちたリンゴを拾っているとなんだかフラフラしてくる。

それでも二人でケース4箱分くらいは収穫できた。今日の気付きは、「リンゴっていろんな形があるんだ」ということかな。スーパーでみるリンゴはどれも丸々ツヤツヤしているが、木になっている中には結構つぶれたり、楕円の形のも多い。

傷んでいたリンゴは豚が喜んで食べた。

今日は16時半くらいで仕事を終わった。農業講座もあって今週は疲れ切ってしまった。でも先週は土日とも僕たちが動物の世話をしたので、今週末はエドの番。
ゆったりした週末になりそうだ。

ではまた。

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