5日後にイギリスへ出発します。
今は到着後の宿泊や交通に少し悩んでいます。
日本でやっておくことも色々ありそうでないような感じ。
さて、イギリスに何をしに行くのか?
前に「イギリスの農園で働く」と言いましたが、
詳しく言うと、
Ruskin Millという特別支援学校にある農園でスタッフとして働きます。
学校の敷地内に住み込みです。
どうしてそこに?
それは、ここでは、
バイオダイナミックという農法の研修プログラムを受講できるからです。
これが一番の目的です。
まずバイオダイナミック農法とは、
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した自然農法の一方法です。
天体の動きや動物と植物の関係なども考える農法で、日本ではなじみが薄いですが、
Demeterという認証(世界で最初の有機農産物認証)もあります。
ワイン業界などでは多少知られているかもしれません。
キーワードは、「農園は一つの有機体」です。
さて、次にRuskin Mill(ラスキンミル)という学校。
自閉症や学習障害のある子供や青年のための学校組織で、イギリス中に分校がいくつかあります。
ルドルフ・シュタイナー、ジョン・ラスキン、ウィリアム・モリス
の思想をもとに、芸術や工芸、農業を教育・治療に取り入れています。
ここでの農業がまさにバイオダイナミック農法であり、研修生も受け入れているのです。
研修生は、学校農園の仕事を手伝う代わりに、住む場所と食事を与えられ、農業講座を受けることができます。
この研修プログラムでは、
「土地を育て、人を育てる」
という言葉を掲げていますが、それにまず心惹かれました。
植物を育てる、動物を飼う技術を身につけたいのは勿論ですが、
その行為が何を人にもたらすかも知りたいのです。
次の記事では、もう少し深く
僕がなぜバイオダイナミック農法を学びたいのか、
なぜラスキンミルで学びたいのか、
について書きます。
ではまた。
コメント