アドベント祭

農園日記

2019.11.29
霜が降りてきれいな朝。エサやりに降りてゆくと、草原は銀色に輝いていた。

10時から、アドベント(待降節)のイベントがあった。
昨日我々が講堂の床に作ったスパイラル。中心に大きなキャンドルがある。
まず天使役が登場してスパイラルをまわり、キャンドルに点火した。ちなみに天使役には彼女が抜擢された。東洋のエキゾチックな天使。

次に子どもたちが順番に小さなキャンドルを持って、スパイラルをまわり、中心のキャンドルから火をもらう。そしてスパイラルの思い思いの場所にそれを置いて帰る。
やりたがりの子どもたちが先に、後からはヘルパーに付き添われた子どもたちも順番に参加していった。きちんと回れる子もいれば、ショートカットしてしまう子もいた。ゴールが見えているからその気持ちもよくわかる。
周りに座った先生たちは火を扱うこともあるし、子どもたちが上手く振る舞えるかハラハラしていたと思う。でも皆温かく見守っている感じだった。

さて順番が回っていくにつれて、スパイラルのなかにはどんどんキャンドルが増えてゆく。
最後に照明が消されると、暗がりに光のスパイラルが浮かび上がった。
普段は騒がしい子どもたちもこの時は静かになって、光に見入っていた。

クリスマスにモミの木など常緑樹を飾る意味。
それは寒くて暗い冬のなかでも青々した木々が、内に光を宿していると考えられていたからなんだそうだ。
光と、人の温かさを感じられた、良い式だった。

午後は会場の撤収。使った枝は破砕してウッドチップになる。
ファームチームがいることで、学校のイベントが少しでも豊かになるなら本望だ。参加できてよかった。

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