ウクレレの夜

農園日記

2019.10.24
今日から農園スタッフのデーブが久々に復帰した。
動物好きのおばちゃん。
数週間前に生徒との接触で転んで頭を打って、ドクターストップがかかっていたのだ。
生徒の動作が読めないことも多いから、常にこういう危険性はある。

今回僕たちが来たときはすでに療養中だったのだが、今年3月にこの学校を訪れた時に会っていた。そして僕たちの名前を覚えてくれていたので嬉しかった。

僕たちが来る前は、エドとデーブ二人でこの農園を回していたのだから大変だ。
そして何週間かの間に畑仕事がだいぶん進んでいることを喜んでいた。
やはり人数がいれば仕事の捗りかたが違う。

朝は収穫。
もうサラダ野菜はほとんど採れなかった。
人参、ビーツはまだたくさんある。

あとは、セロリが育っているのだが、小さくてまたクセが強い。
キッチンに使ってもらえないと処分しようとしたのだが、イレーネが待ったをかけた。
こんなおいしいセロリは食べたことがないとか言っている。
そこで2箱分だけ収穫することにした。スープのアクセントにでもなればいいなと。

そして残りはすべて抜いてヤギへ。
だがコーンにはあんなに喜んでいたのに、セロリにはあんまり興味がなさげだった。
ヤギはfussy(神経質、小うるさい)。
ブタはなんでも喜んで食べる。

午後は、またコンポスト整備。
生ゴミ処理機から出てくる分解途中のコンポスト。
キムチみたいな臭いでまだ肥料として使える状態ではない。
なので積み上げて山にし、さらに分解を進めている。
この山が温度が上がりすぎて乾いてしまい、うまく分解が進んでいなかった。
そこで掘り崩してウッドチップと水と混ぜながら別の場所に山にしなおした。

前々から気になっていたのでスッキリした。

ちなみにコンポストの山を作るときに囲いに使っているのは緑の柵。
四方から空気を取り入れられて良い。
実はこの緑の柵、学校の至る所にある。
子どもたちの行動を制限するためのものだ。
ここは現在のラスキンミルになる前は結構ガチガチして冷たい感じの学校だったみたいで、設備や建物を見ると確かにとわかる。

そこでエドはこの柵を徐々に取り払い、コンポストを作る道具にしているのだ。
メッセージを込めて。

夜はイレーネを夕食に招いた。
スペインからこの研修を見学に来ている彼女。 宿も学校側に手配してもらって、僕たちが前に来た時より待遇が良くなっている。
でも今夜の夕食までは準備されていなかったので呼んであげた。
我々の初ゲスト。

チャチャッと作れるパスタを作りながらウクレレで遊んだ。
このウクレレは僕の彼女が日本でキットから作って持ってきたもの。なかなかいい音がする。
楽器一つでもあれば癒しに、そしてコミュニケーションの幅も広がる。

色々な曲を試してみたが、やはり一番しっくりくるのはいつも決まっている。
「カントリーロード」
どこの国の人でも知っている歌があるのはすごいことだね。
あとは、色々な国の歌を覚えたい。
ここイギリスの、そしてイレーネのスペインの歌も。

パスタを食べ終わると、皆疲れていたのでサッと解散した。
明日も仕事だ。

ではまた。

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