新年、新学期

農園日記

1/6 Mon
カーディフでの休暇から戻って月曜日。
畑では、ソラマメが大きく芽を出していた。
明日から新学期なので、今日は一日研修を受けていた。

研修を終えた夕方、ファームチームで集まった。
今日は、キリスト教の公現祭で、いわゆる東方の三博士(Three Kings)がキリストを訪れて贈り物をした日。
黄金、没薬、乳香がその贈り物だ。
ということで、今日はこの3つを微量ずつ水に撹拌して、学校敷地の境界線に撒いて回った。 大地への贈り物ということかな。
昔、農民は自分たちの敷地の境界を鍋や釜を叩いて音を鳴らしながら回ったそうである。悪霊を追い払うために。
今日の儀式もそういう感じの意味合いがあるらしい。
科学的はないにしろ、没薬と乳香で芳しい夕方だった。

1/7 Tue
新学期の始まり。
朝は、ファームのミーティング。今学期から3人の新しいチューターがファームで正式に働き始めるので、役割分担を話し合った。
昼、久しぶりに生徒たちが戻って活気づいた食堂を見て嬉しかった。やはりここは学校だから、主役の生徒のいない中働いていると、何をしているのか時々見失うのである。

午後は、学校周りの地域の家庭のクリスマスツリーをトレイラ―で回収して回った。エドがフェイスブック上で募っていたらしい。実はモミの木はヤギの好物なのだ。
想像していたより大きく重くて大変だった(本物の木なので当たり前だ)が、20本くらい集まった。みんな回収してくれてありがたいといった感じだったが、普通はどうしているんだろう?粗大ごみかな?なかには去年のものであろう茶色く枯れたものもあった。
エドは、来年は生徒も連れて回収できたらいいな、と言っていた。

1/8 Wed
朝、エドと話し合った。
ここに来て3か月くらいが経ち、最初の頃の新鮮さは無くなった。冬だといういこともあるが、最近モチベーションが保てないときが出てきて、現状にストレスや不満も溜っていたので、一度話し合いが必要だったから。
具体的に解決策を得た訳ではないが、ここに来る前に、自分たちの学びの目的や目標をまとめていたものがある。それを振り返ってみよう。

1/9 Thu
ファームは新しいスタッフを迎え、どんどん発展してゆく。
今日は、現在の畑とは別に新たに作ろうと考えている大きな畑の場所を考えた。今はヘーゼルの並木や柳の木を編んで作ったドームがある場所。
曇っていたが束の間の太陽が顔を出し、日向や日陰になるエリアのヒントが得られた。

1/10 Fri
近所の森に放置されている鉄製テーブルを回収しに行ったり、午後は勉強会をしたり。
満月+皆既月蝕の夜。家の窓から月が見えたので観察してみたが、よく分からなかった。一時雲がかかったと思ったのだが、それが月蝕だったのだろうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました