羊が逃げている?

農園日記

1/13 Mon
週末は、エサやり当番だった。土曜の夜にエドからメールで、「逃げ出している羊がいると電話があった、確認してほしい」と言われた。日曜の朝に確認するも皆いる。エサやりの時に扉をしっかり閉めていなかったかなとかドキッとしたがそんなことはなかった。
あとでわかったことだが、テッドという小さい羊が時々、囲いの柵をくぐり抜けて、隣のフレッシュな草を食べていたのだ。テッドは虚弱ゆえにデーブのお気に入りの羊で、甘やかされるので人馴れしていて色々問題を起こす。
今日は、テッドのおかげで柵の下側を補強するという余計な仕事ができた。

1/14 Tue
ロージーが連れて行かれた。ロージーは雌の黒豚で、このファームを始めた時の最初のブタだそう。最近仔豚も生まれ、ブタが増えすぎたので、引き取り手を探していたのだ。
引き取りに来たのは、小奇麗な人たちだった。別のスクールファームに連れて行かれるようだ。

午後は、ブーツルーム作り。生徒たちが野外に出る時に、長靴に履き替えるための部屋を作っていく。既にあった棚の棚板を、長靴のサイズに合わせて外した。あとはコートが掛けられるようにして、手洗い場を作る。

1/15 Wed
昨日の続きで、ブーツルームに置くための棚を作ろうとしていたのだが、結局、買うから作らなくてよいということになった。こういうことが時々あるのでやる気が削がれる。
午後は農業の勉強会。

1/16 Thu
朝、よそから借りている牡羊シリルが足をひきずって歩いていたので、放牧地から小屋に移した。草原は湿っているので、足が濡れて菌が繁殖することがある。しばらく乾いた小屋の中で生活させることにした。ストレスが溜らないように、メスを1匹一緒にあてがっておく、があいにく嫌いなメスのようであった。

今日は、新しい先生リサと働いた。食堂の横のガーデンの剪定をしたのだが、どうやってデザインを考え膨らませていくかが面白かった。彼女はニュージーランドでバイオダイナミック農業の勉強をしたらしい。人間の動きとランドスケープをどう結び付けるかを考えていて、いつも敷地内を歩き回っている。

夕方エドと話した。老犬ホリーの具合が悪かったのだが、もうだめなようで今夜安楽死させるらしい。辛そうで、なんと返せばよいかわからない。僕たちも悲しい気分だ。

1/17 Fri
建築家とのミーティングに参加させてもらった。ラスキンミルのトップのアンガスも来ていた。学校と農園をこれからどうデザインしていくかの話し合いである。農園はもちろん学校として、また地域ともどうつなげていくかを具体的に考える。今後カフェやショップ、新たなファームセンターなど建物もいくつか建つようだ。
初めて建築家(コンセプトアーキテクトと名乗っていた)のプレゼンテーションも見れて刺激的だった。
15時に途中で抜けた。今週末の農業講座のためシェフィールドへ出発だ。

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