月曜日は収穫デー

農園日記

2019.10.14
朝食はオートミール。
前の晩から、オーツ麦を鍋で水につけて置く。朝牛乳を加えてかき混ぜながら煮るとかなりドロドロしたお粥になる。
何も加えなくても牛乳と麦の甘さが出るが、お好みで蜂蜜を加える。
これは、前にイギリスを旅したときに教えてもらって以来はまって時々作るのだ。
シリアルに冷たい牛乳をかけて食べるよりほっぽど美味しいと思う。
簡単で腹持ちの良い、伝統的な労働者の朝食である。

さて月曜と木曜は収穫デー。
畑で採った野菜を学校のキッチンに持ってゆく。
今日は月曜なので、朝キッチンに御用聞きに行って、玉ねぎ、人参、リーク(長ネギ)、ビーツ、各種サラダを収穫した。

赤玉ねぎは種まきの時期が遅れたことで小ぶり。
ビーツは英語で ‘Beet root’と呼ばれるように、根っこの部分を食べる。鮮やかな赤紫色の果肉で細切れにしてサラダに入ることが多い。保存がきくので、冬の間の貴重なビタミン源だ。
サラダ野菜は、温室に5~6種類あるのだが、なんと日本の水菜と壬生菜がある。
壬生菜は言われても知らなかったが、調べると京野菜らしい。

他にもカボチャがあるが、これは生徒が収穫した。
学校農園では、子供たちができる、楽しめる作業はなるべく残してさせてあげるのが原則。
カボチャの収穫などはぴったしの作業だ。
そして自分で採った野菜が食卓に並ぶのは素晴らしい体験だと思う。

午後は、時期が終わった小麦畑とレタスの畝をきれいにして雑草を抜いた。
レタスは高く伸びた茎の先にもう種ができていたのでキープ。来年蒔けるかもしれない。
やはりその土地で採れた種をまたそこで蒔くのが理想だと思う。

この日は天気が優れなかったが、午後の終わりには本降りになって濡れてしまい寒かった。
変わりやすいイギリスの天気に対応するのが課題だ。
寒かったので夕食はシチューにした。
完全に育たなかった畑のコーン(小粒でまだ白い)を試しに食べてみたら、甘さはあったので持って帰っていた。そいで入れたらおいしかった。
基本的に食べられそうなものはなんとか料理してみる。
貧乏性というか食に対する好奇心が強いのかもしれない。

ではまた。

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