サラダの苗植え

農園日記

2019.10.21
今日は数種のサラダ野菜の苗を植えた。
ルッコラとか水菜とか。
ルッコラは、ロケットと呼ばれている。
水菜はpurple frillとかgoldenfrillとかラベルに書いてあった。

食堂で使われる野菜の全てをこの畑で賄っている訳ではないけれど、ランチのミックスサラダはいつもここで採れたもの。僕は必ず入れてもらう。

サラダは、成長点を残して収穫すれば何回か葉が育つけれど、そろそろ畑にあるものは終わりだ。今日植えたものが育つまでしばらく食べられないかもしれないので、早く育ってほしいな。

ちなみ植えたのは、ポリトンネルと呼ばれる半温室の中。普通の温室の前後の壁が無い感じ。わざと付けてないのか、手が回っていないのか。

耕す時に雑草は抜くのだが、畝の周りに生えていた花は残した。
黄色のTagete(マリーゴールド科)。

商業農業ならまずこんなことはしないが、ここは学校なので見た目に美しいものがあったほうが良い。そしてさらに、花があれば虫が来て、畑に生物の多様性が少し生まれる。

農薬を使っていないので、虫に虫のバランスをとってもらおうという作戦だ。ちなみに、わざわざ害虫を食べる虫を買ってきて、畑に放すという方法もあるんだそう。

昼食はヤギ肉入りチリビーンズだった。
さて最近、農園好きなある男の子が僕たち農園チームのテーブルにやってきて一緒に食事することが多い。この子は優しいが気分のアップダウンが激しくて、今日は飾っていたカボチャを取って、かじったり、テーブルにガンガン叩きつけたり。
僕たちが収穫して飾ったカボチャだ。
僕は子どもへの対応がまだよくわからないし、英語も不自由でこういうときにどうすればいいか迷う。

そのとき、エドがその子に、
「そのカボチャをキッチンに頼んで切ってもらおうよ」
と言った。

真っ二つになって帰ってきたカボチャを持って彼はご機嫌。種を掻き出したりして遊んでいる。僕たちは落ち着いて食事でき、その後無事カボチャは回収された。

エドは、
「彼らのすることには絶対に何か理由がある。今日、彼はカボチャの中身を見たいだけじゃないかな、と思ったんだ」と言っていた。

ただダメと言うのではなく、そうやって相手の欲求を満たしつつ、よい方向性へ導いていけばいいのか。学校農園では、農業以外にも学ぶことが多い。うん、そのために来たんだ。

ではまた。

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