農業講座から帰って

農園日記

2019.11.25
月曜日。
先週金曜日から農業講座でBristolの近くの学校に行っていた。
テーマは「食品と栄養」。
先生が良くて楽しい講義だった。また余力があればまとめてみたい。
そして泊まっていたゲストハウスも洒落ていた。庭にある畑の生垣がリンゴの木なのだ。

さて帰って来てみると、ウシの数が減っていた。
冬を越すために、大人の牛を近くのファームに移動したのだ。残っているのは仔牛ばかり9匹。お母さんが恋しいのか、夜によく啼いている声が聞こえる。

朝はリークとベビーリーフの収穫。以前に植えたベビーリーフがだいぶ育ってきた。種類がいくつかあるが、成長の差が激しい。ある畝では、ウサギかなにかに全部食べられてしまっている箇所もあった。

午後はコンポストを整えたり。
毎日食品クズからコンポストを作っている。手回しの機械から出てくる半分土となったものを畑の一角に溜めていて、今日なかの温度を測ったら、60℃くらいあった。微生物の力はすごい。
動物の堆肥の山からも湯気がでているし、落ち葉を溜めている山も少し崩せば湯気がモウモウと立ち上ってくる。こんなに寒いのに何だか不思議。ゴミだって生命体なんだなという気がする。

夜はみそ汁。これで味噌がなくなってしまった。こっちでは高いので作れればいいなと思って調べてみたが、味噌を作るには麹が、麹を作るには種麹がいるみたいでなかなか大変。サワードウみたいに原料から酵母を起こせれば簡単なのに。
週末の「栄養学」の講座で先生が東洋の食を推していたのだが、なぜなら発酵食が豊富だから。漬物、味噌、醤油、お茶、、とたしかに発酵がいたるところにある。イギリスにも勿論チーズ、バター、ヨーグルトの乳製品、そしてザワークラウトくらいはあるが、普段の食のなかで種類は少なく感じる。
そんな講座の中で、日本食は優れているなと感じる部分がある一方、日本人の自分も圧倒的に知らないことが多いなとも感じた。緑茶がどうやってできるかも、ぬかとかふすまとか麹とか全然わからない。説明ができないのは悔しかった。

という訳で少しづつ色々チャレンジしていきたい。

ではまた。

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